既に看護師として病院やクリニックなどの医療現場で働いている人の中には、職場で必要性に迫られたという理由で、あるいはさらなるキャリアアップを目的として、これから感染管理認定看護師を目指すケースもあるはずです。感染管理認定看護師とは、公益社団法人の日本看護協会があらかじめ指定した養成機関で感染管理に関する知識および技術を修得し、同会の認定審査をクリアした看護師に与えられる、看護資格認定制度の一つ。
その役割は疫学をはじめ微生物学や感染症学、そして消毒と滅菌、さらには関係法規といった専門的知識をベースにしながら、医療現場ごとに最適な感染管理プログラムを構築し、医療現場に関わるあらゆる人々を感染リスクから守ることにあります。実際に医療機関内でこの資格を持った看護師の活動内容としては、医療関連感染サーベイランスを実践したり、院内感染の発生状況を把握して防止対応を策定する、感染予防および管理システムの構築、あるいは院内で看護師や職員等に研修を実施するなど、幅広く多岐に及びます。
なお、感染管理認定看護師の養成機関に入学するには、既に一定の看護実績を持っていることが、原則的な条件となります。例えば通算3年以上にわたって感染管理に関わる活動実績を培ってきたことや、感染への予防と管理そしてケアに関して改善した実績を少なくとも1事例は持っていることなどは、典型的な条件。あるいは医療関連感染サーベイランス実施での一連のプロセスを熟知し、医療機関などにおいて専任または兼任で感染管理に関わる活動に携わっていることなども、入学時に求められる条件としてはよく知られています。本気で感染管理認定看護師を目指すのであれば、より詳しく書かれた<<こちらのサイト>>が参考になるのでおすすめです。